自然木と庭木の違い、ご存じですか?
- 孝之 北見
- 2016年4月12日
- 読了時間: 2分
自然木は人間の栽培によらず、野山に自生した樹木と百科事典に書いてあります。
雑木は建築資材用スギ・ヒノキの針葉樹を人の手で管理された林の木以外の木を言います。
自然木は落葉樹が主体で、江戸時代は薪・墨に利用、しかしクロマツは梁(はり)、ケヤキはお寺の柱など住宅にも使われました。調度品は天然木として広く利用されています。桐材のタンス、桜材のタンス、ケヤキ材のテーブル、ブナ材は体育館の床材として利用されていました。
自然木は植木生産者が山に入り、山採り株を掘り起こして畑で育て、ノミで割を入れ重しで玉散らし枝を誘引して庭木に変身してくれます。これを町の植木屋さんが購入。庭先、畑でこの地の土にまじませます。枯れ枝を作らないために年1回は180度根回しをします。そして手間暇かけた庭木があなたの庭に誕生することになります。
この工程を知らず長年剪定をしないと庭木から昔の自然木になってしまいます。
年1回は是非剪定をお勧めします。
近年は自然保護の観点から、山採りを避け、挿し木、実生、取り木などの繁殖法と新たな素材作出が充実してきたそうです。
植物図鑑でこの木を植えたいと探しても、苗木が入手出来ないと実現しません。時代の樹木種の人気がありますので入手困難の場合が多々あります。
記念樹をお探しの場合は地域の木を調べてください。県・市・町・村の木が必ずあります。郷土愛にも繋がりますので検討ください。お近くの植木屋さんへ依頼すれば入手は容易に出来ると思います。
時代の変遷と共に、一戸建てを新築した際、柱は節もなく綺麗です。無垢の柱を使っていません。合板です。中身は自然木か外材でしょうか?昔は木組でしたが鉄材です。合理主義を優先させ建築単価を下げる目的か?。地震に強く,30年暮らせれば良しと考える人が多くなったのでしょうか・・・?

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